全自動下膳ロボット「ACUR-C」
現在は飲食店・医療介護施設・宿泊施設などに対して、食器回収業務の無人化を実現すべく、モバイルマニピュレータを開発中。
ACUR-C(アキュラシー)
食器回収の自動化(無人化)
既存の配膳ロボットと比較すると、
● 既存の配膳ロボット同様に「自律移動」が可能
● 既存の配膳ロボットとは異なり「ロボットアーム」を有する
という特徴があります。
「自律走行型のロボットアーム」であることで、下記のメリットがあります。
● 店員もお客様も「ロボットとテーブル間の皿の乗せ替え」が不要
● 自律走行型であり「天井や床のガイド」や「遠隔操作」が不要
全自動下膳ロボット「ACUR-C」
を支えるテクノロジー
を支えるテクノロジー
◎店員の代わりに食器を回収できる高機能アーム
・冗長自由度をもつアームで、約1m離れた場所からトレーの回収が可能
・ロボット内部には上下に可動する棚を持ち、複数のトレーの回収が可能
・自律移動、認識、マニピュレーション、ハンドの高度なレベルでの統合を実現
◎充実したセンシングと制御技術による高度な移動性能
・レーザーセンサを2つ、3Dカメラを4つ搭載し、360°全周死角ナシ
・人はもちろんあらゆる障害物を認識して停止&回避
・全方位に移動可能な台車で、マニピュレーションに必要な移動の微調整が可能
◎徹底した安全性への配慮
・シェル型構造(外から触れられない、万が一衝突しても飛び散らない)
・アームには低出力のモーターを使用(怪我をさせない、傷つけない)
・主なプログラミング言語として、高効率でセキュアな言語であるRustを使用
◎拡張性と導入の容易さ
・ハンドの交換によりトレー以外の下膳にも対応可能(もちろん配膳にも対応可能)
・無軌道型のため、天井や床やテーブルに目印等の設置は不要
・自律走行型であり、テレプレゼンスでの遠隔操作も不要
「ACUR-C」による無人での下膳の様子
全自動下膳ロボット「ACUR-C」の仕様
自律移動方式 : レーザーを利用したSLAM
台車移動方向 : 全方向移動式
通り抜け可能通路幅: 800 mm
本体サイズ: 770 mm x 430 mm x 1,350 mm
最大移動速度 : 3 km/h
モーター最大出力(アーム部): 53 W
最大アーム到達距離: 90 cm
最大積載量: 合計 27 kg
トレー寸法: 32 cm x 40 cm x 23 cm(※2段、高さは調整可能)
登坂性能: 5度
障害物回避: 全周LiDAR+Depthカメラ
連続稼働時間: 5時間